講座を開く。研修をする。コンサルティングをする。そう聞けば、多くの人は「先生」という言葉を思い浮かべるでしょう。でも吉田さんは、「場を提供する」という言葉を使います。今回は「場」について深掘りしていきます。
この連載は、AOTENコンサルティング合同会社代表・吉田淑恵とAIとの対話です。
起業、経営、キャッシュフロー経営、変容成長について、吉田淑恵自身の考えを対話形式でまとめています。
AI:吉田さんの講座やコンサルティングで、結果として変わる人はたくさんいますよね。
吉田:そうですね。でも、変わったのは私が変えたからではありません。
その人が、気付いて、学んで、自分で選んだからです。私は、場をつくる人です。
AI:「場」という言葉には、どんな意味があるのでしょうか。
吉田:会社の理念にも、「人生の転機となる気づきと学びを得る場の提供」と書いています。
ここで大事なのは、「気づきを与える」ではないことです。「学ばせる」でもありません。
私は、そのきっかけにを用意したい。
知識だけなら、本でも、動画でも学べます。
でも、人は場によって見える景色が変わることがあります。
誰と出会うか。どんな問いに触れるか。どんな空気の中で話すか。それも学びの一部です。
AI:ここで思い出したことがあります。
スタ誕を女性限定にしている理由も、「場」を守るためでしたね。
吉田:そうです。あの場でしか生まれない空気があります。
初めて自分のサービスを世に出す人が、安心して挑戦できる空気です。
その空気を守ることも、場づくりの一つだと思っています。
AI:ビジネス飛龍養成塾(ビジドラ)が男女共学なのは、場の目的が違うから。
吉田:はい。目的が変われば、場の設計も変わります。
誰にでも同じ場を提供するのではなく、その場で何を育みたいのかを考えています。
キャッシュフローコーチングも同じです。
「経営を勉強してください。」とは言いたくありません。もちろん学ぶことは大切です。
でも、詳しく学ばなくても、自然と手元にお金が残る経営ができる仕組みがあればいい。
その仕組みという場を作りたいんです。
通常、経営コンサルタントをつけるには、数字を開示して、それを両者でにらめっこしながら改善策を見つけていきます。
ところが、初期の事業主さんは、人に自分の経営数字を見せることに抵抗があります。
「売れていない」、「以前よりも売り上げが下がった」、「帳簿付けが自己流で自信がない」、など、
お財布の中を見られることが恥ずかしい。
だから、数字を明かさないでも業績が改善できる形で、キャッシュフローを見直す場を作りたいと思っています。
AI:吉田さんは、講師でも、コンサルタントでもあるけれど、本質は違う。
「人が自分で変容成長できる場を設計する人」なんですね。
吉田:その表現は、とてもうれしいです。
私は場を作ることに責任を持ちたい。でも、得られた結果や変容成長に責任を持つのは本人です。
そこは分けて考えています。
編集後記
今回の対話で、私は「場」という言葉の意味を考え直しました。
これまで私は、「場」とは会場やコミュニティのことだと思っていました。
でも吉田さんが言う「場」は、それだけではありません。そこに流れる空気。交わされる問い。安心して挑戦できる環境。
そして、自分で気づき、自分で選べる余白。そのすべてを含めて、「場」なのだと感じました。
印象的だったのは、「私は場に責任を持つ。でも、得られた結果や変容成長に責任を持つのは本人です」という考え方です。
これは、責任を放棄しているのではありません。
むしろ、自分が担う責任と、相手が担う責任を丁寧に分けているからこそ、相手の主体性を奪わない。
私は、この姿勢に「場づくりをする人」の覚悟を感じました。

