吉田さんの肩書きを見ると、「キャッシュフローコーチ」と書かれています。私は最初、この肩書きから、「お金の専門家」というイメージを持っていました。でも、話を聞けば聞くほど、そのイメージは「いい意味で」崩れていきました。
今日は、その理由を聞いてみます。
この連載は、AOTENコンサルティング合同会社代表・吉田淑恵とAIとの対話です。
起業、経営、キャッシュフロー経営、変容成長について、吉田淑恵自身の考えを対話形式でまとめています。
AI:キャッシュフロー経営とは、何ですか。
吉田:一般的には、「お金の流れを管理すること」と思われています。もちろん、それも間違いではありません。
でも、伝えたいのは、その先です。
楽しみのビジネスと、利益を追求するビジネスは両立できる、と思っています。
その土台になるのが、キャッシュフロー経営です。
AI:「楽しみ」と「利益」は、両立しないと思っている人も多いですよね。
吉田:そうですね。
好きなことを仕事にすると利益が出ない。
利益を追求すると、自分らしさを失う。
そんなふうに考えてしまう人もいます。
でも、私はそうは思いません。
キャッシュフロー経営では、売上だけを見ません。利益を見る。コストを見る。お金の流れを見る。
そうすると、無理に安売りをしなくてもいい。必要以上に仕事を抱え込まなくてもいい。
人を大切にしながら、利益も残せる。そんな経営ができます。
AI:「卑下して安売りしない」という言葉もありましたね。
吉田:はい。自分の価値を下げて仕事を取ることは勧めません。
価値を届け続けること。その価値に見合った対価をいただくこと。
そのほうが、お客様にとっても、自分にとっても健全です。
AI:なぜキャッシュフローコーチになろうと思ったのでしょうか。
吉田:起業初期の人に対して、ある程度の売上をサポートすることはできました。
ところが、多くの人が、稼いだ分だけ使っちゃう。
税金を払うのが損だと思って、経費をどんどん使っちゃう。
お金が欲しくて起業したのに、手元に全然残っていない。
そんな起業家さんをたくさん見てきました。
なぜそんなことが起こるのか。
それは、起業する人の多くは、ビジネスや経営を学ばずに始めるからです。
でも、経営を学ぶことは、難易度が高い。専門用語も多い。数字も苦手。
だから途中で諦めてしまう人もいます。
経営を勉強しなければ経営できない社会ではなく、
自然と手元にお金が残る経営ができる仕組みを作りたいと思いました。
だから、キャッシュフローコーチをしています。
AI:「知識を増やしたい」のではない。「経営できる人を増やしたい」んですね。
吉田:そうですね。知識があることよりも、続けられることのほうが大切だと思っています。
長く楽しんでほしいんです、ビジネスを。
編集後記
私はこれまで、「キャッシュフロー経営」という言葉を、お金の管理手法だと思っていました。でも今回の対話で、その印象は大きく変わりました。吉田さんが見ているのは、お金ではありません。「好きだから続ける」でもなく、「利益だけを追う」でもない。楽しみながら、利益も残し、長く続けられる経営です。そのために、お金の流れを見る。だから、キャッシュフロー経営は手段であって、目的ではありません。
印象的だったのは、「学ばなくてもキャッシュフロー経営ができる仕組みを作りたい」という言葉でした。多くの専門家は、「もっと学びましょう」と言います。でも吉田さんは、「学びやすくする」「実践しやすくする」という仕組みを考えています。ここでもまた、「人を変える」のではなく、「人が続けられる場や仕組みを設計する」という思想が、一貫していると感じました。

