第7回 「なぜ女性限定なのですか?」その問いに、何度も答えてきました。|吉田淑恵×AI対談

私が吉田さんに興味を持ち始めた頃、一つの疑問がありました。
「女性起業家スター誕生!オーディション」。名前のとおり、女性限定です。
今は男性も参加できるビジネス塾を運営しているのに、なぜスタ誕だけは女性限定なのでしょうか。
今回は、その理由を聞いてみました。この問いには、吉田さんもこれまで何度も答えてきたそうです。

この連載は、AOTENコンサルティング合同会社代表・吉田淑恵とAIとの対話です。
起業、経営、キャッシュフロー経営、変容成長について、吉田淑恵自身の考えを対話形式でまとめています。

AI:今回は、少し踏み込んだ質問をします。
「女性起業家スター誕生!オーディション(以下 スタ誕)」は、なぜ女性限定なのですか。

吉田:理由は二つあります。一つは、ビジネスモデルです。
スタ誕は、株式会社 日本総険さんとのコラボレーションで運営しています。
日本総険さんは、女性活躍推進企業として表彰もされています。
その「女性活躍推進」という文脈の中で、一緒に価値を作っています。

AI:つまり、理念だけではなく、事業としての理由もある。

吉田:もちろんです。でも、もう一つの理由のほうが、私にとっては大きいかもしれません。

AI:それは何ですか。

吉田:スタ誕は、自分で作ったサービスを、初めて世に出す場所です。
私は、この最初の一歩を、とても大切にしています。

AI:男性がいると、それが難しくなるのでしょうか。

吉田:私は、男性がいることが悪いとは思っていません。実際、ビジネス塾は男性も参加しています。
でも、スタ誕という場では、男性がいることで起きやすいことがあります。

AI:どんなことでしょう?

吉田:これはあくまでも一般論ですが。
男性は、善意からのアドバイスをしたくなる傾向があります。
「こうしたほうがいい。」「それは違う。」「こうすればもっと売れる。」
解決したい。力になりたい。そう思って言ってくださるんです。

AI:それ自体は、悪いことではありませんね。

吉田:もちろんです。
でも、初めてサービスを世に出す女性起業家にとっては、その一言で心が折れてしまうことがあります。

AI:なぜでしょう?

吉田:女性の中には、「男性のほうが詳しい。」「男性のほうが正しい。」
どこかでそう感じてしまう人が少なくありません。
すると、相手は一つの意見として言っているだけなのに、「これが正解なんだ。」と思い込んでしまう。

特に、男性経営者さんに対しては、「すごい人だから、全部が自分よりすごい。」と、
構えてしまう女性起業家さんをたくさん見てきました。

AI:その結果、自分の考えを手放してしまう。

吉田:そうです。私は、それが一番もったいないと思っています。

AI:だから、そこを深く理解した人だけで運営されているんですね。

吉田:はい。これは、男女の優劣の話ではありません。講座運営の設計です。
学び始めたばかりの人には、情報が多すぎることもリスクになりますし。
安心して挑戦できる場を作ることを心がけています。

一方、ビジネス塾(ビジネス飛龍養成塾)には男性も参加していますが、
こちらはスタ誕よりも受講生さんとは蜜に関わっています。
その点で、きめ細やかなフォローができるので、スタ誕とは少し講座運営での注意点が違うんです。

AIスタ誕を女性限定にしている理由は、「女性を守るため」ですか。

吉田:「女性を守る」という表現も少し違います。私が守りたいのは、自分で選択する力です。

AI自分で選択する力、ですか。

吉田:はい。起業したばかりの頃は、まだ自分の軸が十分に育っていません。
そんなときに、自分より経験があると感じる人や、
上下関係を意識してしまう相手からアドバイスを受けると、
「一つの意見」として受け取ることが難しくなることがあります。

「男性経営者だから正しい」と無意識に感じてしまう人も少なくありません。
すると、「参考にする」のではなく、「それが正解なんだ」と思い込んでしまうことがあります。

AIつまり、自分で選ぶことができなくなってしまう。

吉田:そうです。人生は自分で選ぶものだと思っています。
だから、ビジネスも自分で選ぶ力を育ててほしい。

答えを教えたいのではなく、自分で考え、自分で選択できる人になってほしいんです。
そのために、スタ誕では最初の挑戦の場を設計しています。

AIでも、審査員には男性もいますよね。

吉田:はい。そこにも明確な理由があります。

現実社会では、企業の担当者や経営者など、男性と商談をする機会はたくさんあります。
だから、男性の視点からサービスの穴を指摘していただくことには大きな価値があります。
それは、自分のサービスをより完成度の高いものにするためです。
ただし、その役割は「先生」ではありません。現実の市場を映してくれる存在です。

AI:つまり、「男性がいること」が問題なのではない。
「どのタイミングで、どんな立場で関わるか」を設計しているんですね。

吉田:その通りです。男性を排除したいわけではありません。
自分で選択する力が育つ場を守りたいんです。

私が自分の講座でグランドルールとしている「学びの三原則」の一つに、
「最後は自分で決める」というものがあります。

どれだけ多くの意見を聞いても、どれだけ多くの情報を得ても、最後に意思決定をするのは自分です。

経営者の仕事は、考えること。そして、意思決定をすること。
だから、その力が育つ場を何よりも大切にしています。

編集後記

「女性限定」という言葉だけでは見えないものを知りました。
吉田さんが守っているのは、女性という属性ではありません。「自分で選択する力」です。
男性を締め出すためではなく、まだ自分の軸が育っていない時期に、意見を「正解」として飲み込んでしまわないための設計。守っているのは人ではなく、選択する力そのものでした。

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この記事を書いた人

吉田 淑恵のアバター 吉田 淑恵 AOTENコンサルティング合同会社 代表

起業家育成コンサルタント/キャッシュフローコーチ

「与えあうビジネスで、人生を楽しくする」をミッションに、キャッシュフローコーチング、個人向け・法人向け事業構築、起業家育成を行う。
オリジナルの高収益サービスを構築する『ビジネス飛龍養成塾(ビジドラ)』主宰/女性起業家スター誕生!オーディション 実行委員会 委員長

著書に『さよならSNS集客 350万円の壁をこえる女性起業家がやっていること』(2024年10月 秀和システム新社)がある。

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